

ブシャール結節とはCOLUMN
ブシャール結節とはCOLUMN
ブシャール結節とは
ブシャール結節は、指の第二関節(PIP関節)に起こる変形性関節症です。関節の軟骨がすり減り、骨が変形することで、関節にこぶ(結節)ができるのが特徴です。

1.症状
①指の第二関節の痛み、腫れ、変形: 関節の変形や組織の異常成長によって炎症や圧力が生じ、痛みや腫れが起こります。多くの場合は痛みがありますが、中には全く痛みを感じない人もいます。
②関節の動かしにくさ: 関節が腫れたり硬くなったりすることで、指の曲げ伸ばしがしにくくなることがあります。
③握力・把持力の低下: 結節が指や手の動きを妨げ、握る力や物が持てなくなることがあります。
2.原因
ブシャール結節の明確な原因は分かっていませんが、いくつかの要因が関連していると考えられています。
①加齢: 主に中高年の女性に多く発症し、40代以降で発症するケースが見られます。
②遺伝: 家族に発症者がいる場合、発症リスクが高まる可能性がありますが、遺伝的要因は明確には証明されていません。
③女性ホルモンの低下: 更年期の女性に多いことから、女性ホルモン(エストロゲン)のバランスの変化が関係しているとの報告もあります。
④手や指の使いすぎ: 関節への長年の負担や、指の酷使が原因となることがあります。
3.診断
①視診と触診: 医師が指の第二関節の腫れや変形、可動域(動く範囲)制限などを確認します。
②X線検査(レントゲン): 関節の隙間が狭くなっているか、骨が変形していないか、骨棘(こつきょく:骨のトゲ)がないかなどを確認し、診断します。これにより、関節リウマチなど似た症状の病気と識別します。
4.治療
ブシャール結節の治療は、一度変形した骨を元の状態に戻すことはできないため、「これ以上の変形を防ぐこと」と「痛みを抑えること」が目的となります。
①保存的治療:
安静: 痛みを悪化させるような、指の使いすぎを避けます。
テーピングやサポーター: 指の第二関節を安定させることで、痛みを軽減し、変形が悪化するのを防ぎます。
温熱療法: 患部を温めることで、血行を改善し、痛みを緩和します。
薬物療法: 痛みや炎症を抑えるために、内服薬や外用薬が使用されます。
②手術療法: 保存的治療で効果が見られない場合や、強い痛み、重度の関節変形による機能障害がある場合に検討されます。
関節固定術: 関節を固定して痛みをなくす手術です。
関節形成術: 関節の形を整えて可動性を保つ手術です。


